エフピコダックスさんへの工場見学ツアーを開催しました。

障害児者の親が集まるオンライン・コミュニティ「チーム☆チャレンジ」の内木です。

2023年6月12日に、チーム☆チャレンジのメンバーと一緒に、千葉県習志野市にあるエフピコダックスさんに工場見学ツアーに伺いました。

エフピコダックスとは…

食品トレーを製造されている「エフピコ」の特例子会社で、300名以上の障害のある方を雇用されています。

私は以前、別件でエフピコダックスの会長や社長、この度ご協力いただいた工場長とご一緒させていただいたのですが、みなさん本当に愛のある方々で、重度の障害のある息子を連れてのイベント登壇だったにも関わらず、とても心地よくお仕事をさせていただきました。

1)会社説明

まずは会議室で、エフピコダックスさんの歴史やお仕事内容、採用や給与についてなど、かなり細部までお伺いしました。

2)工場見学

工場は安全と清潔が第一。髪の毛1本でも商品に入っていれば、企業の信頼が損なわれる可能性があります。ですので、全員上から下まで完全に白衣で身を包み、工場に入る前に掃除機やコロコロで白衣に付着している(かもしれない)ゴミをとり、さらに強風が流れる部屋でゴミやホコリを吹き飛ばし、ようやく工場へ。

工場内では、障害のある方もない方も一緒にお仕事されていますが、例えばこのようなトレーの裁断は、全員障害のある方が担当されていました。

(トレーに切れ目を入れる作業です。どこの馬の骨とも分からぬ私たちを、笑顔で迎えてくださいました。)

また、袋詰めされたトレーを箱に詰める作業も、すべて障害をお持ちの方々が任されていました。

(トレーの大きさによって入れる個数や箱の大きさは変わるわけですが、みなさんの手際の良さたるや!)

他にも、箱詰めされた大量の、しかも大きさもバラバラなダンボールを運送トラックに詰め込むまで、どこにどうやって保管をすれば全部しまう事をできるかなど、めちゃくちゃ空間認識能力が必要ですね!というお仕事は、障害のある方がすべて1人でやられていました。

コミュニケーションをとるのは難しいので、「ここにこうやって積めば、一番効率よく運べます」というようなお話しはできないとの事ですが、彼の頭の中ではすべて図面ができあがっている様で、終始1人で運ばれてくる箱を運び、積み上げ…と黙々と働かれていました。

そのお姿、本当に格好よかったです!!

将来、自分の息子がこうやって戦力として働けると想像するだけで、思わず涙が出てきます。

ご協力くださったエフピコダックスの皆様、本当にありがとうございました!

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